今年、中・高校生に見せたい映画 No.1!
純粋で、切なくて、そして痛い。揺れ動く青春の空気がここにある。
うわべだけの友達関係、何でも言うことをきいてくれる母、自分に無関心な父。。。 主人公の少年は、膿みかけの傷を抱え、誰かに相談も出来ないまま、日常的に嘘をつく。痛みを乗り越えていく人もいれば、そういう「痛み」を我慢したまま、治らない傷を抱えた大人になっていく人もいるだろう。 ウソつき「17歳」の少年は、旅先で様々な傷を抱えた大人たちに出会い、自分の傷を癒す方法を学んでいく。そして周囲の大人たちも少年の姿に、自らの傷に向き合うささやかな勇気を与えられるのだ。
原作は塾講師としても有名な人気作家・喜多川泰の同名小説。現代の中・高校生とその親世代を知る著者の、「今」的な視点が共感を呼び、12万部を超えるベストセラーとなった。監督に「武士道シックスティーン」など青春映画に定評のある古厩智之。映画らしいユーモアを加えたストレートな演出は、観るものを「17歳」の内面へと引き寄せる。主演には、第24回JUNONスーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、ドラマや舞台等で今、注目度No.1の若手俳優、佐野岳。少年を時に厳しく、温かく見守る大人たちには、杉田かおる、塚本晋也、嶋田久作、古村比呂、国広富之、イッセー尾形など錚々たる顔ぶれが揃う。
青春の「痛み」と「成長」がストレートに胸に響く感動作。
久しぶりに子供と一緒に映画館へ行きたくなる、
そんな青春ロードムービーの誕生である。